車査定で高く売るコツ10選
車を売るときに「少しでも高く売りたい」と考えるのは当然です。 実は、ちょっとした工夫をするだけで査定額が数万円以上変わることもあります。
結論から言うと、最も効くのは複数社の比較です。 洗車や書類の準備も効果はありますが、それらを全部やっても、 売り先を変えたときの差額には届かないことがあります。
この記事では、効果の大きい順に10個のコツを解説します。
結論
- いちばん効くのは複数社に査定を出すこと。他の工夫とは桁が違う
- 年式が古い車ほど店による差が開く(プリウス2009年式で20万〜70万円の幅)
- 需要が高まるのは1〜3月と9月
- 修理してから売るのは逆効果になりやすい
- 提示額はその場で決めず、他社の金額を持って比較する
なぜ業者によって金額が変わるのか
コツの前に、前提をひとつ押さえておくと効果が分かりやすくなります。
買取店は、買い取った車をどこかに売って利益を出す事業です。そのため査定額は その店がその車をいくらで売れる見込みかから逆算されます。 自社店舗で小売りする店、業者オークションに出す店、海外へ輸出する店では、 同じ車でも手にできる金額が変わります。
だから「相場」という1つの正解はなく、店ごとに違う金額が出るのが普通です。 仕組みは同じ車なのに査定額が違うのはなぜ?で 詳しく解説しています。
車査定で高く売るコツ10選
① 複数の業者に査定を依頼する
最も効果が大きい方法です。1社だけの金額は「その店の評価」であって、 車の価値そのものを決めたものではありません。
どれくらい差が出るかというと、たとえばプリウスの2009年式は買取相場目安が 20万〜70万円です。同じ年式・同じ車でも3倍以上の開きがあります。 洗車で上がるのがせいぜい数千円から数万円であることを考えると、 比較だけが桁の違う差を生みます。 年式が古い車ほどこの幅は広がります(プリウスの買取相場)。
② 相場を事前に把握する
相場を知らないまま臨むと、提示された金額が高いのか安いのか判断できません。
このとき注意したいのが、中古車サイトに出ている価格は販売価格だということです。 販売店が整備して保証を付けて並べた値段なので、売る側が受け取る金額とは違います。 一般的に買取額は販売価格の7割程度です。 考え方は車査定の相場はいくら?にまとめています。
③ 売る時期を選ぶ
一般的に1〜3月と9月は中古車の需要が高まる時期とされ、買取価格も上がりやすくなります。
ただし待てばいいわけではありません。待っているあいだも価値は下がり続けます。 N-BOXの例では下限が5年でおよそ60万円、1年あたり約12万円目減りします。 需要期まで1〜2か月なら待つ意味がありますが、半年以上先なら下落が上回ります。 判断は車を売るベストなタイミングで解説しています。
④ 車検を通す前に判断する
車検を通しても、かかった費用がそのまま査定額に乗るわけではありません。 先に費用をかけると手元に残る金額がかえって減ることがあります。 車検が近いなら、通す前に今の査定額を確かめておきましょう。 判断の順番は車検を通す前に売るべき?にまとめています。
⑤ 洗車・車内清掃をしておく
見た目の印象は査定に影響します。簡単な清掃だけでも評価が上がることがあります。
ただし効果は限定的です。ここに時間をかけるより、①の比較に手間を使うほうが金額は動きます。
⑥ 純正パーツを揃えておく
社外パーツを装着している場合でも、純正部品が残っていると評価されやすくなります。 カスタムしている車ほど効いてきます。
⑦ 修理は無理にしない
小さなキズやへこみは、直してから売るとかえって損になりやすいです。 買取店は自社のルートで安く修理できるため、修理費のほうが上乗せ分を上回ることが多くあります。
考え方は傷・へこみは修理してから売るべきかで解説しています。
⑧ 不具合や修復歴は正直に伝える
隠して売ると、引き渡し後に減額を求められる原因になります。
修復歴があっても売れないわけではありません。最初に伝えておけば、 その前提で金額が出るので後からもめずに済みます。 詳しくは事故車・修復歴車は売れる?をご覧ください。
⑨ 他社の金額を根拠に交渉する
提示された金額で即決せず、他社の見積もりを根拠に交渉しましょう。 「A社では〇〇万円でした」という具体的な数字があると話が進みます。 根拠のない値上げ要求より、実際の他社見積もりのほうが効きます。
⑩ その場で即決しない
査定を受けても、その場で売る義務はありません。一度持ち帰って比較してから決めましょう。 即決を強く迫られる場合は、その時点で一度距離を置く判断も必要です。
やらなくてもいいこと
逆に、手間のわりに効果が薄いこともあります。
- キズやへこみの修理:費用のほうが上回りやすい
- 車検を通してから売る:費用がそのまま査定額に乗るとは限らない
- 社外パーツへの交換:純正のほうが評価されることが多い
いずれも先にお金をかける系の対策です。かけた費用より上乗せ額が小さければ、 手元に残る金額は減ります。
よくある失敗
1社だけで決めてしまう
比較しないと相場より安くなる可能性があります。年式が古い車ほど差は開きます。
販売価格をそのまま期待してしまう
中古車サイトの金額をそのまま期待すると、提示額に納得できず判断を誤ります。 買取額は販売価格の7割程度が目安です。
焦って売却してしまう
比較不足で損をするケースがあります。ただし逆に、待ちすぎても価値は下がります。
よくある質問
いちばん効果があるコツはどれですか?
①の複数社比較です。他の工夫が数千円から数万円の差なのに対し、 売り先の違いは年式によっては数十万円の差になります。
洗車はしたほうがいいですか?
したほうが印象は良くなりますが、効果は限定的です。 洗車に時間をかけるより、1社でも多く査定を受けるほうが金額は動きます。
査定を受けたら売らないといけませんか?
いいえ。査定額を知ることと売却を決めることは別です。 金額を確かめてから判断できます。